1. トップ
  2. 皮膚科
皮膚科

診療内容

皮膚科一般の診療を行っています。主な皮膚科疾患について簡単にまとめました。

にきび(尋常性ざそう)

重症のニキビだけが、皮膚科での治療対象ではありません。白ニキビや黒ニキビなどの軽い症状でも、適切な治療やケアを受けることで症状の悪化を防ぎ、より早くニキビを治せるのです。「ニキビを治すには多く洗顔することが必要」、「チョコレートを食べるとニキビができる」など、間違った認識で悪化させてしまう人が多くなっています。また、ドクターのアドバイスを受けることで、ニキビの根本的な原因である毛穴を詰まらせる原因となる間違ったスキンケアや生活習慣、ホルモンの乱れなどを改善することができ、ニキビの再発リスクを低下させることもできます。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の炎症を伴う病気です。そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。主な症状は「湿疹」と「かゆみ」で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

アテローム(粉瘤・ふんりゅう)

一般的に“しぼうのかたまり”と呼ばれることがありますが、実は表皮でできた袋のような良性の腫瘍です。本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。良性の腫瘍ですが、ときに炎症や感染を起こすと、感染(性)粉瘤と呼ばれ、化膿して真っ赤に腫れ上がったりすることがあります。

ホクロとあざ

皮膚のすべての部位にできる黒色の色素斑です。いわゆる“ほくろ”は小さい点状のものを指し、“黒あざ”はやや面積のあるものを指します。これらは平らなものからやや隆起したもの、発毛を伴うものから伴わないものまでさまざまです。特徴的な皮疹(ひしん)なので、ほとんどは見ただけで診断はつきます。ただ皮膚の悪性腫瘍である悪性黒色腫と見分けがつきにくいものも時々あります。

イボ

「イボ」は、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般を指す俗語です。最も普通の「イボ」はウイルスが感染してできるイボで、専門用語でウイルス性疣贅と呼ばれるものです。その他にもミズイボ(専門用語では伝染性軟属腫)や中年イボ(専門用語ではスキンタッグ)や年寄りイボ(専門用語では老人性疣贅あるいは脂漏性角化症)を初めとする多くの皮膚病があります。中には悪性腫瘍のこともありますので、診断には慎重を要します。もちろん、安易な自己診断は禁物です。

ウオノメ

ウオノメとは名前の通りに魚の眼球に似ていて、足の裏や指にできるのが特徴です。機械的刺激が繰り返し加わることによって皮膚の角質の一部が厚くなり、皮膚の深いところにまで進入して、硬い芯を作ります。生じます。足型に合わない靴をはいたり、軟らかい底の靴で砂利道のように硬い凹凸のある所を歩くことなどが原因になります。 魚の目の芯は皮膚よりも深い部分にできるので、芯の部分をしっかりと除去しないと完治しません。はさみや爪切りなどを使って、魚の目をえぐって取ろうとしてもは芯は取りきれません。

タコ

タコ(専門用語ではベンチ)もウオノメと同じように、どこかの皮膚の一部が慢性の刺激を受けて角質層が厚くなる病気ですが、ウオノメと違って刺激を受けた辺り全体の皮膚が少し黄色味を帯びて、厚く硬くなって盛り上がって来ます。ウオノメがふつう足の裏にできるのに較べて、タコは足の裏以外にも、生活習慣や職業やその人の癖などにより、身体のあちこちにできます。ペンダコや座りダコがあり、子供の「吸いダコ」もあります。ウオノメと違って痛みの無いことが普通で、むしろ厚くなった角質のために感覚が鈍くなっていることもあります。タコに痛みや赤みを伴う場合は、細菌感染を起こしている可能性がありますので早めに皮膚科を受診して下さい。特に糖尿病の患者さんでは重症化し易いので注意が必要です。

疥癬

ヒゼンダニによる感染症です。肌と肌が直接触れることで感染するため、これまでは性行為に伴う感染が多かったのですが、近年は高齢者の介護行為などを介して感染し、施設内や家族内で流行することがあるので問題になっています。ヒゼンダニに寄生されてから1~2カ月の無症状期間をへて、腋わきの周囲や腹部、陰部などにぶつぶつが現れます。かゆみが強く、とくに夜に増強するのが特徴です。手首や手指の間には、疥癬トンネルと呼ばれる細くて灰白色で長さ数mm前後の線状の皮疹(ひしん)がみられます。抵抗力が低下している人では、全身が赤くなったり、皮膚がザラザラして厚いカサブタをつけた重症型の角化型疥癬になることがあります。

乾癬

皮膚から少し盛り上がった赤い発疹(こうはん)の上に、銀白色のフケのようなもの鱗屑(りんせつ)が付着し、ポロポロとはがれ落ちる皮膚の病気です。乾癬の原因については色々な研究が進んでいますが、まだ解明されていません。乾癬になりやすい体質があり、そこに感染症や精神的ストレス、薬剤などのさまざまな要因が加わって発症すると考えられています。糖尿病や脂質異常症(高脂血症)、肥満なども影響するといわれています。

口唇ヘルペスと帯状疱疹

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスというウイルスに感染することで起こる病気です。直接的な接触のほかにウイルスがついたタオルや食器などを介しても感染しますので、家族間での感染が多いです。このウイルスは一度感染して免疫をもっていても、再感染や再発を繰り返すことが特徴で、大人に見られる口唇ヘルペスのほとんどは再発で、年に1~2回再発する場合が多いようです。帯状疱疹とは体の左右どちらかの片側に、帯のように水ぶくれ(水疱すいほう)の集まりができる疼痛を伴う病気で、水痘すいとう・帯状疱疹ウイルスの感染で起こります。それが長い期間をへて、ストレスや過労などで体の抵抗力が低下すると、遺伝子の形からウイルス粒子に変わって再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に現れて炎症を起こします。

薬疹

薬疹とは薬剤によって引き起こされる皮膚の症状で、出現する症状はさまざまです。その中でも問題となるのは、薬を投与されたごく一部の人に生ずるアレルギー性薬疹です。薬に対して反応するような細胞や抗体がある人(これを薬に感作された状態と呼びます)にのみ生じます。通常、薬に反応するこのような細胞や抗体が出来るのには内服を始めて1~2週間程かかるので、そこで初めて発症すると考えられています。また、一度ある薬剤で薬疹を起こした人が、その薬剤の化学構造式に共通部分がある別の薬を初めて使用した場合でも、薬疹が現れることもあります(交差反応)。

痒疹(ようしん)・かゆみ

痒疹は虫刺されのような痒いポツポツとした皮膚のもりあがり(丘疹)がいくつもできる病気です。一時的ですぐに治ってしまうのもから、体中に広がっていつまでも治らず硬いイボのようになってしまうものまであります。非常にかゆいので夜も眠れず大きな悩みになります。一方、痒そうな病変はなにもないのに体中がかゆくなることがあり、皮膚そう痒症と呼ばれます。

医院情報

与儀中央クリニック

住所
〒902-0076
沖縄県那覇市与儀366-2
TEL
098-854-2030
診療時間

月・火・水
午前:09:00~12:30
昼休:12:30~14:00
午後:14:00~18:00

木・土
午前:09:00~12:30


午前:09:00~13:00
昼休:13:00~15:00
午後:15:00~18:00

休診日
日/祝祭日/木・土午後

※第4土曜日は休診とさせていただきます。

駐車場
有 14台

皮膚科医

宜保弓恵:
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

仲宗根尚子:
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医